- 2020-02-20 (木) 9:54
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「遺品整理を考えています。」というお電話を頂きました。
「現地の状況を教えてください。」というお返事をして、
見積もりに伺いました。
お話を伺うと市営団地に一人で祖父が住んでいたとのこと。
1年に数回ぐらいしか連絡を取らずにいたということで、
祖父は床に倒れて数日が経っていて亡くなっていたそうです。
床に人の形をした血の跡が有りました。
まだこの案件を行う経験は乏しかったので私は絶句。
部屋中に血の臭いがしていました。
家族の方は、「なんでもう少しこまめに連絡をとっていなかったのだろう」
とか少し後悔した様子でもありました。
それよりも心が痛かったのが、近所に住んでいた子供の言葉。
「船長さん死んじゃったの?」
あだ名だったのでしょう。
近くの子どもとはよく遊んでいたんでしょうね。
「そうだね、でも家族が迎えに来たから大丈夫だと思うよ。」
と声をかけてあげたら、
「私もお参りに行きたい。」と言っていました。
この仕事は日々人生について考えさせられます。
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